本「水神」ははきぎ蓬生著

新潮社 2009年
新聞広告で見て取り寄せて すぐに読み始めたのに、次々に用事ができたり、また 他の本を先に読んだりして、止まっていた。やっと読み終えた。
筑後川から水路を引く話である。小説には挿し絵がないのかしら?表紙に川を見下ろす侍の絵があるでけで、中には絵地図の1枚もない。全てを想像しながら読むしかない。
九州には高校の修学旅行で行った。水が来ない大地など想像もつかない。でも、自分が農業をしているからわかる部分もある。
下奉行菊竹源三衛門が出した「嘆願書」が素晴らしい。気骨のある人に出会うと あぁ 素晴らしいなと思う。