ヒマラヤ杉が倒れた

 一夜明けて、被害の調査に行く。
 田んぼは、稲が風の方向に傾いていた。
それでも、雀脅しのテープとそれを張っている竹の棒は、前回の台風20号よりは、ましだ。倒れ方がまし。山の田も、小川からの流入は無し。ましだった。
 畑に行ってびっくり。
畑に上がる坂道にヒマラヤ杉が倒れていた。枯れていたのだ。
息子は「長い!10メートルはある」と言う。
根が地面を持ち上げたので、山からの水道管が壊れて水が吹いていた。
元栓を止めた。
 さて、今日のテレビでわかったこと。
室戸台風第二室戸台風のコースが危険。大阪湾が危険。
四国の東南の門が室戸岬だが、ここを通り、神戸に上陸するコース。
大阪湾は台風の右側にあたり、台風の南風と明石海峡からの西風が合わさって吹く。
満潮と重なると高潮になる。
その説明を台風が去ってから言うんだよ。
遅いよ!「室戸台風と同じコース」とは聞いていたけど、この理由は聞いてないよ。
聞いてもピンとこなくて、油断した人が多かったのではないかな? 
 夕方、配達に来たコープさんに聞いた。
「昨日の配達は?」「行きましたよ」
「あの台風の中、配達に行ったの?」「猛烈に吹いた時は、車で休んでました。1時頃、風がピタッとやんだでしょう。台風の目だ!さっと配達に行ったんです!」
 しかし、危険すぎるやろ?休んでも文句言わないのに。
 つまり、うちのあたりは風もましで、「目」のあとの吹き戻しもましだった。
 同じ西宮市内でも、甲東園は停電、今津は高潮の避難命令。
 大阪の方がひどかったのは、テレビで見た。
室戸台風を忘れていたのでしょうか。