今年最終のデイサービス

 ばあちゃんは22日からステイに行き、昨日帰ってきた。今日はまたデイサービスに行く。このごろは朝、起こしに行って、台所で着替えさせるので、「次回のお知らせ」メモも見せない。今日の新聞も見せない。きわめて「受身生活」。何も言わずに着替えさせて、手さげバッグを持たせると、帽子と手袋とマフラーをつけて、待っている。迎えに来てくれると信じているらしい。どこへ行くの?なんて、無駄な質問は投げかけないことにした。
 先週のこと、迎えに来てくださった主任に「デイサービスの最終日に『これからお正月で、1週間、休みです』と言ったら、ばあちゃんはどう言うでしょうか?」と尋ねてみた。「そうですねぇ〜。どうでしょう?『大変』と言うか?それとも、全然興味がないか?やってみますか?こわいですね」と言われた。「1週間、休みが続いて行かれない」というのを、理解できるかどうか?だ。
 でも、あとで、気がついた。ばあちゃんは木・金曜日はステイに行くので、月曜日のデイの帰りは「次は明日ですよ」と言われて、メモをもらって帰る。でも、火曜日の帰りは「次は来週の月曜日」のメモなのだ。それでもばあちゃんは「あ、そうでっか」と言って「さよなら」と手を振って、車を見送っている。
 あくる日、水曜の朝は「迎えに来てくれてやろ?」と言う。??!!!もう、曜日の感覚がないのだ。訊いた私があほだった。