2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「車椅子でゆったりハワイへ」旅行社 久光定雄さん

今日の朝日新聞の「ミドル+」に紹介された。大阪市の久光定雄さんは、30年間、旅行社に勤め、海外旅行に携わってきた。奥さんの加代子さんが2000年の暮れに脳梗塞で倒れたので、勤めながら介護をしておられた。2004年に退職し、今年の5月に「H…

布団

朝夕涼しくなった。くしゃみか出る。 今朝見ると、ばあちゃんは大きい布団を出して着ている。「ばあちゃん、布団、出したん?」と言うと「前からや」と言う。こんな反応の素早さにあきれる。夫も「なんで、とっさに逆らうんや?何にもわからんくせに、そんな…

俳句

久しぶりにアンテナ「毎日発見」を見たら、かれが俳句を書いている。「季語がネックで俳句には手を出さない」と言っていたはずなのに、いつの間に?と昨日から一昨日へとたどっていって、ついに初日の8月3日までもどって、ブログの本文と短歌・俳句を読ん…

「さくら会の夏祭り」かずこさんからお便り

「毎日暑い日が続きますね。昨日、さくら会の夏祭りにいきました。 今年は、丸ちゃんもすももちゃんもしずかちゃんもこられなかったので、さみしかったです。 私の主人や、楓さんのご主人もつれていけなくて、本人が出席できるのがへっていきます。あけみさ…

入れ歯の話 その2 「目と耳と歯」ピンクのいるかちゃんからの手紙

「せみの声が静かになって、暑いけど、夏の終わりを感じます。『たたかうおばあちゃん』ありがとう。いつも送ってもらうの、悪いから、さくら会の例会に出席するように今後は心がけます。 私流『ぼけ予防』の目と耳と歯は、ぼけても大事だと思います。母は歯…

入れ歯に名前

診療所のつづき。42号で書いたが、ばあちゃんの入れ歯に名前を入れてもらったあと、ステイで入れ歯を間違えたが、名前のおかげでもどってきた話。 歯科にお礼を言いに行った。「たたかうおばあちゃん42号の21ページです。読んでください」と言うと「わ…

お茶碗

宝塚阪急百貨店の入口ホールで陶器市をしていた。ばあちゃんのお茶碗を買った。普通のお茶碗は中が白いので、残ったご飯粒が見えにくい。中に色がついたのを探していた。外も中も同じ色で、灰色しかない。模様は赤っぽいが、地味だよね。もっとカラフルなの…

ボタン

ところで、ばあちゃんが、夜、ごそごそしていて、ベッドでちゃらちゃら音がすると思ったら、今朝見ると、ボタンだった。ビニール袋に入れてあるところを見ると、縁側の整理たんすのガラス戸に入れた裁縫箱から出したのだ。その袋にミニタオル2枚入っている…

検尿

ばあちゃんは昨日は「寝ない日」で、起きてきて「パンツにタオル」でしょ。 朝もまた「パンツにタオル」だった。そのせいで「おしっこ、とって」検尿の日なのに、出なかった。ほんの少ししかなくて、診療所で見せると「これでは足りない」ところが、ばあちゃ…

「タオル、入れて...」

ともかくご飯を食べさせ、寝かせてとなりの部屋でパソコンをする。戸の隙間からあかりがもれるので、入ってくる。「どないですか?」と言いながら、何かたずねたいようだが、日本語にならない。「おしっこ、行ってきます」とトイレに行ったが、帰ってきて「…

苺の苗を仮植するので、畑に連れて行った。6時になり、連れて帰ろうとして池で手を洗わせ「なんで帰るの?」と訊いてみた。「うっとうしいから」と言う。まわりが暗くなったのが、夜だとわからず「うっとうしいから雨」だと思うらしい。「晩ご飯」と教えた…

ひとまわりしてくると

送ってもらったとき「二個一」のばあちゃんの話をもう一度聞くと「ばあちゃんはその人のことをなんとなくわかっているみたいだけど、相手は、一回りしてくると、もう『初めて会った人』になるんですよ。だから、怒っていても、また忘れて一緒にいられる」 「…

しゃべらない

これは大変。ステイから送ってきたスタッフが「今日はご機嫌斜めで、つねられました」と言う。そのままやられていないで、たたいてやればいいのに。ぴしゃっと平手打ち。 帰られたので、ばあちゃんを見に行くと、ベッドで寝ている。まず、着替え..とやり始め…

あらいぐまとばあちゃんの共通点

毎日被害にあうと、あきらめムードになる。先のことが考えられない。今日が無事に終わったら、まあいいや、と、その日暮らし的発想になる。この無気力が介護の怖さ。

「住み慣れた家でくらす」

つどい場さくらちゃん主催の講演会のテーマは「住み慣れた家でくらす」である。 和田行男さんの「大逆転の痴呆ケア」を初めて聞いたとき「なんてよくわかる説明だろう?」と思った。 去年の秋、ばあちゃんが週単位でどんどん悪くなってきたころ、再度、和田…

残す

朝は昨日の畑疲れで起きないのを無理矢理起こして畑に行く。11時に連れて帰る。「まだ昼ごはんじゃないよ。おやつ」と言ってあげせんべいを1枚渡す。食べているうちに洗濯物を取り込んで、見に行くと、ばあちゃんはもうベッドで寝ている。机にはあげせん…

お風呂の入り方を忘れた?

今朝、朝ごはんのあと、ばあちゃんは部屋にもどっていた。呼びに行って、トイレに行かせた後、ポータブルトイレをもう1回処理しようとしたら、なんと大きなうんちがしてあった。でも、運悪く「神」に見放されていて、ばあちゃんは何でふいたのだろう?早速…

猪よけに魚網を張った。この前、耕した4畝を網で囲んだ。夕方、その四角のひとすみをはずし、中に入って肥料を入れていたら、人の気配がする。もう、ばあちゃんが入ってきている。うろうろと小さな草を引いていたが、引く場所がなくなったのだろう。耕した…

洗う

畑のおじさんが「あらいぐま、ほんまに洗うで」と言う。「なんで?」訊くと見せてくれた。水を貯めたコンテナに、胡瓜のかけらが浮いている。かじった跡がある。「な、これ、あろぅて食べてんで」と言う。

夏の終わりの蚊はしつこい。ばあちゃんは日蔭のなんきん畑に行ったが、日影は蚊も多い。血液さらさらのばあちゃんは美味しいらしい。ばあちゃんのまわりを蚊がぶんぶん飛びまわっている。かゆくないのかなぁと思っていたら、やはりかゆいらしい。

「介護タブー集」

三好春樹著 2006年6月8日 講談社 これは新しい。読みやすい!!! 見開き2ページでテーマが一つ。たとえば34ページ 「×(バツ) エアマットを使えば、床ずれはできない +起き上がれない +酔う人がいる +座れない +ゴソゴソできない +通気性がよくな…

「老人ホームの錬金術」

ティモシー・ダイヤモンド著 工藤政司訳 法政大学出版局 2004年 大阪の大きな書店で買ったのだが、小さい字で、漢字ばっかり...おまけに「翻訳」なので、こなれた日本語にはなっていないし、アメリカの医療や介護やらの事情がわからない。読みにくいのだ…

早起きも厄介

昨日は畑が1時間で、元気が残ってしまった。あまりの暑さに畑に行く気がしなかったのだ。 寝かせたら、3回も起きた。トイレに来たが、おやつは置かなかった。晩ご飯のあとに、従姉妹がおはぎを持ってきたので、それも1つ食べていたからだ。どんどん食べる…

夏ばてわんこ

うちのわんこ、ちょっと食欲がもどったみたい。一時は食べなくて「まずいもん、やるからや」と息子に叱られた。それで缶詰を買ってきてくれたが、それも食べず... が、食べるようになったのは、涼しくなったからかな?うまいもんが急に来るはずがない。

生活リズム

今朝は大阪に行くために、6時半から畑に行った。帰ると、ばあちゃんはもう起きてきて、夫のところへ行ったらしい。「冬服を着て『もう起きますのんか?』言うて来たで」と言う。部屋に行ってみると、パジャマは脱いで、ブラウスとカーディガンを着て、キルテ…

横着猪

猪は毎晩来るが、耕したばかりの柔らかい土が好きだとわかった。今朝も葉ぼたんの畝のはしっこを触っていた。一昨日耕した畝も触っていた。ミミズはいないだろうに...

 こりゃ、なんだ?

パソコンを開くなり、ぎゃっ! 壁紙が「猫」に変わっている。それも、何かの上に乗っかって、顔はこっちを向いて幸せそのもの、右の後ろ足をだらーっと下におろし、なんとも言えぬ格好である。 前は柴犬で、川の浅い流れに腹ばいになっていた。後ろ足は後に…

相続税

税務署から問い合わせの手紙が来た。「相続税の納税猶予」というもので、父親の死後、相続税を払ったのだが、農地については「20年間、農業を続けるなら、納税を猶予する」という制度がある。農地まで子供達で分割相続してしまったら、細分化して農業を続け…

長寿祝い金

神社の夏祭のとき「長寿祝い金てあってね、88才になったら県から祝いをくれるねんて。ばあちゃん、88才でね。問い合わせの手紙が来たんよ。でもな、9月1日に生きてなあかんねん」と言うと、一緒にご飯を食べていたおばちゃん達、「えー、私ら88才まで、よう…

ミステリーサークル

印鑑照明書をもらいに市役所支所に行ったときのこと、知り合いの職員が二人も出てきた。地元でちょっとは田も畑もやっている人たちだ。「すいか、アライグマに食われたよ〜」と言うと「すいかなんか、作ってもあかんで」と言う。「赤くなって、もうすぐ取れ…