「決められている」

 友達に「鏡の法則」の話をした。「私の友達の息子さんは生まれたときの障がいで、体が不自由なの。友達は『私達夫婦なら育てられるといって、神様に選ばれた』と言うの。でも、その息子さん自身は、何故、不自由な体に生まれたの?」と訊くと「それは、その息子さんも『この親が良い』と選んで生まれてきたのよ。魂は高尚なのよ」と言う。
「初めから決められているの。結婚して新しく親子になるのは、その親が本当の親なの。養母も継母も本当の親なの。決められているものなの」ふーん、なるほど。ばあちゃんの実の男の子は生まれてすぐになくなっている。私の「兄」だが、「兄」は弱すぎてこのばあちゃんを「看取る」ことはできなかったのだろう。「私だから看取れる」と選ばれたのだろうか?夫も「おまえに頼むよ」と選ばれたのだ。こりゃ、大変。うかうかしていられない。