個別対応

 デイの連絡帳に「よい天気です。畑にいますので『散歩』と言わず『ばあちゃんの職場見学』と言って足を伸ばしてください。電話いただいたら、車椅子押す手伝いに行きます」と書いたのだ。
 返事は「昨日も畑へ行こうとしましたが、給食センター裏に行くと足が止まり、興奮し始め『畑に行っても仕方が無い!!』とのことで断念しました。本日も同様でしたが、意図的に無視し、畑に入り、渋々畑に入っていただき、草引きを行いました。」
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 そんなに熱心になると、今でも畑は嫌いなのに「デイも嫌い」になりかねないよ。「嫌いなことをやらされる」と、ね。
 ちょっと勘違いされたみたいだ。ばあちゃんがデイで怒るのは、ほかの人の話が聞こえないから、何をしたらよいかがわからないから、レクレーションですることが難しいから、と思ったのだ。ばあちゃんだってできることはある。「ばあちゃん、畑で頑張っているんだね。皆にばあちゃんの畑、見せて」というふうにもっていってもらえないかな?ばあちゃんだって「へんなばあちゃん」と思われてばかりより、主人公になりたい日もあるやん。皆で「ばあちゃんの畑見学」に来てもらえるなら、私は車椅子の人の移動を手伝いますが、と思ったのだ。こういうのは、甘いかな?