「家のもんが待っとる」

 午後は昼寝。また起こして、4時ごろから畑に行く。ばあちゃんは草を引く。
 私は下の段の畑におりて、草を集めていたら、ばあちゃんが血相変えて帰るところだ。呼び戻して、下に引いている蛇口で手を洗わせる。「ばあちゃん、何をあわてているの?」と訊くと「家のもんが待っとる」と言う。はーん、ステイ気分だな。見回すと誰もいなくなっていたので、血相変えて下りてきたわけだ。「ばあちゃんがここにいて、私がここにいるやろ。家には誰もおらん。鍵がかかってるよ。帰っても家に入れないよ」と言ってみる。状況は理解できない。