虫の知らせ

 この前、スーパーで昔の知り合いに会ったので挨拶をしたら「ばあちゃんは元気?」と言う。「なんで?」と訊くと「デイサービスに行ってるでしょ」と言う。その人の親もぼけて「見守りが大変なの」だそうな。それで「たたかうおばあちゃん」をあげる約束をした。出かける時はいつでも持っていなくちゃいけないな。どこで誰に会うか、わからないものね。それと「たたかうおばあちゃん」にブログのアドレスを書いておくこと。「『たたかうおばあちゃん』と『ブログ』の2語を入れて検索したら出るよ」と言うのだが、書いておけば親切だもんね。名刺も作って持っていたいね。どうやって作るの?何人かに訊いてみたが、わからない。
 道を歩いていたり、買い物の時など、知人をみかけることがある。時には気づかれないように逃げるのだが、たまたま気がむいて声をかけたら、その人も介護情報を求めていることが何度かあった。ばったり出会って「久しぶり〜。どうしてるの?」と訊かれ「ばあちゃん、ぼけて大変なんだ」と言うと「友達も困ってるから」と言われることもある。「今日は尋ねに行ってみよう」と思い、知人宅に行くと玄関に「地域包括支援センター」と書いた車が止まっていてびっくり!
 これって偶然?虫のしらせ?神様のお導き?夫も「わしも何か、そういうの、勘でわかるんや。今までに人生の節目に何回もあったわ」と言う。運命の糸で結ばれているのよ。「夫婦になるべき赤い糸」ばかりじゃない、「人と人を結ぶ糸」もあるのではないかと思う。