ばあちゃんは2連続畑の日で、くたびれて起きてこない。10時に電話をくれた人があって、畑で会う約束をした。ばあちゃんを起こしてご飯を食べさせ、畑に行く。
 畑には友達が来て草を引いていた。ばあちゃんと私も彼女の畝の草を引きながら話す。話だけだと、口は動いても手は動かずもったいないからね。この人はプロの介護職だから「4?大変だ。何でも力になるからね」と言っていろいろ教えてくれた。
 そのうち、約束の主が現れ「ばあちゃんは見ていてあげる」と言ってくれたので、私は客の応対に行った。ばあちゃんは彼女の後ろをついてまわるように草を引いていた。とても助かる。
 客はおばあちゃんとお嫁さんと孫の姉弟だ。もちろん池の金魚を見て喜んだし、たんぽぽ・かたつむり・ハチ・犬、何を見ても楽しんでくれる。苺の苗・ほうれん草・レタス・大根・人参・白菜・菊を収穫した。「またいつでもおいで」と言って別れた。
 ばあちゃんは草引きをしていて「昼ご飯や。帰るよ」と言うと「ここも、えらい草や」としつこい。今になっても逆らう。家に着いたら1時過ぎで、ご飯を食べたら昼寝をしてくれた。