忘年会

 昨日は、くし勝(近所の飲み屋)の忘年会だ。30日だぜ。今どき忘年会なんて、近所のひまなおじさん・じいちゃん達だけだ。夫が次男を連れて行くと、マスターが喜んでくれる。マスターは元気で気がきく男の子が好きだ。
 ばあちゃんを寝かせて私も行く。次男が入れ代わりに留守番に帰る。私の分の「てっちり」はもう残っていなかった。しやあない。会費を二人で一人分にしてもらったしね。次男は少し飲む。夫はがんがん飲む。私の前には何も言わずともウーロン茶が出てくる。客のおじさんが「飲まないの?」ときく。「飲めるよ。コップ半分で目がまわる、って安上がりでしょ」
 カラオケが始まる。おじさん達のお得意の歌だ。この店で歌を聞くのは久しぶりだ。おしゃべりを楽しむ客が多いので、普段はカラオケをしない。点数が出るのが、納得いかない。「下手でも大声でどなるおじさんが点がええねんで、変やろ?」と言う。