起きてこない。その間に仕事、仕事。夫は田んぼに、猪よけの電線を張りに行ったので、私が残ってばあちゃんの見張りをしながら(「見守りタイ」って、言うんだった、つどい場さくらちゃんでは)ガレージの横の草を引く。よもぎが巨大化して、ムラサキツユクサや菊やらを圧迫している。すずらんなど、いつ咲いたか?葉だけになっている。
 終わって家の玄関に移動して、さつきの咲き終わった花をちぎっていたら、10時に人が来た。帰ったあと、ばあちゃんは気配を察してか、起きたらしい。部屋に迎えに行って、トイレに行く。第一声は「足がいとてな、きょうは」である。足が痛い?何も原因がない。
 もう下痢はとまった。さすが、ばあちゃんの自然治癒力はすばらしい。お経をあげたあと「あ〜、けっこうでした」と繰り返しながら台所に来たので、声が出るなら元気な証拠。見事復活である。目元の「くま」はまだ残っているけど、うふふ。
 ご飯を食べ終わり「終わり」と言うと、部屋にもどりまた寝てしまった。