「あざらし館」

 「あざらし舘」に入ると、涼しい。客は多いが、円筒は見える。あざらしはなかなか円筒に来てくれない。やっと来て「ブ〜ン」と下りると「わぁ〜!!」と歓声があがる。いつ見てもいい!
 友達が「また北海道?また旭山動物園?同じところで、よく飽きないなぁ」と言うが、あきないのよ。もともと動物が好きだし「わぁ〜、来た!」と嬉しいし、来なかったら「暑いからお疲れなんでしょ」と思う。このへんは、メモも書いていないし、わずかな携帯メールを頼りに書いているが、意外と記憶しているでしょ?
 あざらしが上からおりてくるのを見て、いよちゃんは「おんなじのんが、来てるんと違うか?」と言う。下を泳ぐのがいない。下から「ビューン」と上がってくれると嬉しいのになぁ。
 あきらめて外に出る。地上から水槽を見ると、あざらしは泳いでいる。「もぐもぐタイム」を待っているのかな?ここの観客席も「車椅子席マーク」がある。
 「休む?」と言っても、レストランは食べる人しか入れないみたい。
 トイレに行く。「バイオトイレ」で、下では、微生物とおがくずを混ぜた物が回転し、攪拌されていた。いよちゃんが「車椅子トイレ」に入っていたのだが、小学生ぐらいの女の子がお父さんに車椅子を押してもらってやって来た。「待ってね。おばあちゃんが入っているの」と言って、待ってもらった。入るときに、ドアを押さえていてあげただけなのに「ありがとう〜」と明るい声が返ってきた。車椅子のお客さんが増えた。3回も来たからわかるが、本当に増えた。高齢者も増えたが、お子さんの車椅子も増えたと思う。
 売店に行く。ぬいぐるみがかわいい。湯浅隊員は今回は「待ちうけタイ」なので「お土産、何がいい?」と電話する。「康平はクマ。あけみんはペンギン」と言う。ついでにあざらしも買う。こいつは中身がジャリジャリと音がして「にぎにぎ」にぴったりの材料だ。自分用も買う。