畑   

 9時に起きたのでご飯にする。また寝る、
 次に起きたのは10時。畑に行く。飴を1つ口に入れる。今日から入れ歯は食後は「容器の中に」預かりだ。飴なら「歯無し」でも大丈夫。おとなしく畑に行く。おとなしく草を引く。
 私は今日は、赤しそを梅干に入れる。里芋の畝、きゅうりの畝、など、じゃまになる場所のをあちこち引いて行く。野菜の肥料を失敬して、赤しそはいきいきしている。池の水道で洗い、根っこは切って捨て、一輪車に積み込んで帰る用意ができた。
 ばあちゃんはお尻を出したままだ。「おしっこしよう」とパンツを下ろし、草を引きながら移動しているのだ。「パンツをあげて!」と言っても..手が泥だらけだ。あげてやった。「帰るよ」と言うと「おしっこ」と言う。またパンツをおろす。「ばあちゃん、うんちじゃないの?におうよ。う〜んと、頑張ってしなさい」と言うが、う〜んときばって、の意味が通じればどんなにいいだろう。日本語が通じなんだもの。うんちを頑張らせることができない。なりゆきだ。あきらめて帰る。
 泥だらけのもんぺと、汗だらけのシャツをぬがせ、着替えてトイレに行く。「ばあちゃん、うんち、しなさい。出てからご飯」出ないので「ご飯はあと」と言って、私が洗濯物を入れに行くと、ばあちゃんは寝てしまった。