おとなしいと喜んでおれない

 さて「帰ろう」と言って外に出る。ばあちゃんが歩きたがらない。「我夢」に行く。
 ばあちゃんはピラフ。私はスパゲティ。ばあちゃんはいきなり指でつまもうとする。お店の人がさっとスプーンを渡してくださった。右手にスプーンを持ち、左手でピラフをスプーンにのせている。家では「お箸」なので外ではこうやっているのね。途中でスプーンを左手に持ち替え、右手でコップを持ち水を飲んだ。これも家では水を途中で飲ませることはない。
 「たくさんですなぁ」と言いながら食べているので好きにさせていたら、さいごに水を飲んでつまった。言わんこっちゃない。帰り道、つばを吐きながら「ずつない」と言う。「術ない」のなまりかな?しんどいのでしょ?
 水を飲めばつまるし、全く目がはなせない、ってか?「介護に手抜きをすると、あとで自分にはねかえる」と言ってた人がいたなぁ。こういうことか。 ぬくくなってきたのに動きが鈍るなんてね。あ〜、次の手?それにしてもねぇ〜。