「二郎さんと...」湯浅隊員からメール

 よう降りますなあ〜。
 康平は 歩いて お習字へ。明美は 横で ママゴトセットをひっくり返し。私は気にせず「たたかうおばあちゃん66号」を 読み終えました。あースッと した。さあ〜クッキーの散らかってるのを掃除機かけて 晩ご飯の支度をしましょう〜康平が 濡れて帰ってきたら まず お風呂。
 昨日 テッチャンが12日分の着替えを持って 出張に出た!(途中略)
 「たたかうおばあちゃん66」を読みながら 二郎さんのデイやショートのことを思いだす。少しずつ 心の中が整理されていることに 今 気付く。辛かったことも 思い出になっていることに 驚く。
 二年前の梅雨。明美は元気に お腹をけり、二郎さんは 背もたれのきつい車椅子に変わり 手足のむくみがなかなか とれなかったなあ。
 亡くなって 変わったことはなんだろう。おじぃちゃんの電動ベッドのあった所に明美の 衣裳ダンスがある。時々 おじぃちゃんの本棚から 一冊取り出してみる。しおりがわりに ティッシュをはさんだページに 線がひかれている。隣の本棚に もう一冊 おんなじ文庫本。同じページに引かれた線に くすっと 笑ってしまう。ねぇ 二郎さん 一体 いつごろから わからなくなっていたのですか???