山歩き 5時54分 

 「クマ出没注意」普通のアヤメ。カラマツ、フキ。
 トリカブトヨモギの見分け方。ヨモギの葉の裏には毛があるが、トリカブトにはない。トリカブトは神経毒で言語障害から意識障害になり、こん睡状態、死に至る。「トリカブトと言えば初対面の人から聞いた話。介護中の人がヘルパーさんに買い物を頼む。あれこれ書いて最後に『トリカブト』ヘルパーさんは帰ってきて『トリカブト、売ってませんでした』」??遊子さんが「それ、何の話?」「あのね、介護中はしんどいから、何か笑いをみつける。冗談よ。うちのばあちゃんなら『ばあちゃん、車を見て横断せな危ないやん』言うと『はよ、死んだらええがな』と返してくる、この憎たらしさ!」わかってよ〜。笑わないとやってられん日々の連続さぁ〜。
 蚊はCO2と熱に寄ってくる。
 「ドングリはクマのえさ。ここから保護区。クマに会ったらどうするか?99%会えない。クマは人間が好きじゃない。こわがって隠れている。単独でしずか〜に行くと、会えるかも?こわいよ〜。ヒグマは大きい。立つと3m、300〜400kgある。会ったときはどうするか?クマは前足が短いから山道を下るのが下手、だから人間は下って逃げる、というけど、クマはお尻ですべておりる。それはだめ。クマに会ったら、しゃべらず、かたまる。微妙な距離は、クマを見ながらあとずさりする。会わないためにはしゃべりながら、かたまりになって歩く。遅れないように。「和田さんは?」去年6月にここで会いました。会いたいですね。知床へ撮影に行っていました。クマには個体差があって、10mまで近寄っても大丈夫なクマもいる。第3世代のクマ、というのは、人間慣れしたクマで、冷蔵庫をあさったりする」
 行者にんにくとすずらんの見分け方。行者にんにくはにおいがニンニク。すずらんは毒がある。
 6時6分、エゾシカの足跡。偶蹄目といって爪が2本。「シカと見ました」天然ミント、つまり日本のハッカ。ハッカなら、うちの近所にもある。
 6時10分、わらび。「ここから保護区、植物をとらないように」左に鉄条網。柵は土止め。うつぼ草。うちにもあって、紫の花は抜いて吸うと甘い蜜。カゴソウという別名は「夏に枯れる草」と書く。
 6時15分、足元、すべります。
 6時18分、ホッホー。ワラビ・コゴミ・マーガレット・ササ・ウツボグサ。