「入れ歯無しでも食べておられます」

 朝、お迎えの民間デイのスタッフさんに「下の入れ歯がみつかりません。食べられません。かぼちゃしか噛めません」と言うと「あら?今日はアナゴ寿司です」と言われた。「きざみ食もまとまらないので口に入れにくいし...」と言うと「では、ついて見てます」と言われた。そうなんです!見ていてもらえばいい。最後は人力です。
 ホテルの人と話すと「バリアフリーも難しい。お金もかかる。だから必要な人には人をつけます」と言われた。そのお客さんに専属みたいに仲居さんをつければ困ったことがあってもすぐに対応できる。不自由なお客さんがどっと集中してくることは無いからね。
 介護も同じだ。「では私がついて見ています」の発想、心遣いで事故は起こらないと思う。ありがたいことです。
 それで...帰ってきたら「なんにも問題ありません。あなご寿司はお料理はさみで一口大に切りました。上手に召し上がりました」
 はぁ〜...私が食べさせるとつまるのにな。ばあちゃんはこのスタッフさんだと安心して楽しく食べているからだろうな。
 もう〜、家で見るのはいや〜っだ、と思ってしまった。