飴玉だけじゃなく氷砂糖も、饅頭も...

 デイから帰り昼寝。起きたころ、私の弟が来た。ややこしいので会わずにおく。
 ばあちゃんは台所へ。氷砂糖を渡すと、口に入れたが、次に見るともう口が動いていない。また出したの?ポケットを探ってもわからん。あとで、トイレに行ったらポロッと落ちたから、多分、パッチとズボンの間にはさんだのだろう。
 もう一度、かんろ飴に挑戦。だめだ。すぐに出すので、入れ歯をはずして容器に入れて、歯なしで食べさせた。すぐに飴を出す。口も動かさない。「おいしいか?」と訊くと「はい」と言う。「出します」と言うから「出したらあかん。食べて」の繰り返し。出してくるたび、少しずつ小さくなっている。また口に入れさせて、また出してきて...なんで出すの?「知らん」と言うから、見たとたん「大きいなぁ」と思ってそれがいやなのだろう。他に理由が見当たらない。もったいないのか、何だろうね?飴1つに30分ぐらいかかっていた。「これも運動」と思ってやっている。飴玉なんか食べなくてもいいのだけれど、ね。
 お茶会のお菓子「うぐいす餅」を食べさせてみる。初めはパクッと食べたが、もう3口目からは「もう要らん」「食べて」ちょっと食べては「要らん」「残すな」の繰り返しで、嫌いではないのだし、食べたら食べるのに、抵抗するのは何で?「もったいない」なんてもう忘れているだろうし、食べたら叱られるのだろうか?
 ご飯も少し、おかずも少し食べて、トイレに行き、着替えて寝ることにする。隣の応接間でパソコンしていると、ばあちゃんはちょっとだけ寝て、もう起きている。布団の中で手拍子をして、何やらつぶやいている。デイで「ひな祭り」の歌を歌ったのだおる。やはり「春近し」でばあちゃんは毎日、興奮している。