身近な小動物が減った

 朝日新聞天声人語」に「ズズメの学校もメダカの学校も消えていく」と書いてあった。
 メダカもどじょうも、いなくなったのは、みんな、環境のせいよ。用水路がコンクリートなんだもの。ミズスマシ、アメンボ、マツモムシ... 少なくなったなぁ。川に目立つのはイモリぐらい。赤腹のイモリ。
 畑の池で見つけた、カスミサンショウウオの卵は、孵化してからイモリに食われたのか、幼生が見つからない。外えらのある、かわいいやつなのに、大きな口を開けて友食いをする。けれども、おとなになると、スルッと気品のあるやつなのだ。来年は卵を持ち帰り、たらいで育てよう。
 ズズメ?少ないかな?昔は夫がもらってきた、中古マネキンさんに見張りを頼んだなぁ。「田んぼにあんたがいると思って近づいたらお人形さんやった」と友達に言われたけれど、マネキンさんは背が高くスマート! 冬になって倉庫に入れておいたのを忘れ、暗がりでギョッとしたこと、あったっけ。
 隣町の川には、コサギの巣がたくさんあった。たくさんいたから、綺麗だったよね。
 そういえば、ゲンジボタルの季節だ。乱舞が見られるのは地域ぐるみの保護活動のおかげだ。