スタッフさんにきいてみた

 連絡帳に「他のばあちゃんと雰囲気が違う、ってどういうのですか?」と書いたらその返事。
「おばあちゃんは、きちんと仕事をされてきたことがわかります。机の上をきちんと片付けて下さいます。私たちの仕事にも興味をお持ちです」
 あはは。机の上を片付けて、そこにある物を持って帰るのかしら?「黒ひげ危機一髪」の人形やらお手玉やら、カセットテープやら...を。
 こういう受け止方をしてもらえるのが、プロのスタッフさんとアマチュアボランティアの差だ。
「他の人とは違う」って、また、ばあちゃんは怒ってテーブルをバーンとたたいたんじゃないかと思う。私ならその手をピシャンとたたいておしまい。
 ばあちゃんの宇宙語が通じないのかしら?それならばあちゃんのように認知症の進んだ人がそのデイには来ていないということかも知れない。
 ばあちゃんは日本語は通じないが体はよく動く。だから在宅のままだが、よその認知症ばあちゃんは入所しておられるのだろう。
 うちもこういうパニックがまた来るなら入所させてもらいたい。
 幸い、施設とは隣接地主だから、どこかに柵のほころびがないか、開いているドアはないか、探りに行ってみようかな。ばあちゃんにかばんを背負わせて送りこんでこようか?