じゃが芋を選別に行く

 ケアマネさんが帰る。ばあちゃんと私は下におりてじゃが芋の選別をする。ばあちゃんは折りたたみ椅子に腰かけさせた。しばらく腰かけていたが、ふわっと立って外に出た。横に曲り、トラクターの後に行ったので、お尻を押して方向転換したら、元のじゃが芋に戻ってきた。ばあちゃんは気づいていない!ただの散歩だ。あはは...
 ばあちゃんと一緒に坂道を上がり、玄関に戻る。 
 そこへ友達が通りかかったので「じゃが芋をあげよう」と言って、下に下りる。ばあちゃんは人がいると気が散っている。
 友達が帰った。ばあちゃんを靴脱ぎ石に座らせておいて、赤しその葉をむしりとる。
 別の友達が来た。一緒に下におりるとき、その人の犬が逃げそうになって散歩ひもを持っていると、ばあちゃんの手が離れた。ばあちゃんは「あ〜あ〜」言いながら、坂道を後に下がりながら、止まれなくて、すってんころりと転んだのだ。危なかった〜。怖いから、人と一緒のときは連れて歩けないなあ。ばあちゃんは私からはなれて他の人にくっつこうとするし、私の集中力も途切れそうになる。あかんわ。
 そこへまた別の友達ご夫妻が来て...来るわねぇ、散歩の時間だもの。ばあちゃんはそのご主人の手を握って離さない。ご主人は優しいので家まで連れて来てくださった。「バイバイ〜」と別れる。