内宮

 先に着いた母はもう車椅子を借りて乗せてもらっていた。「ライオンズクラブ寄贈」と書いてある。他のには違う団体の名前がある。ありがとうございます。電動で後の持ち手にレバーがある。砂利道仕様の太いタイヤだ。なるほどね。また交代で押して行く。
 内宮は式年遷宮の準備中である。平成25年が第62回目の御遷宮である。宇治橋も建て替え中である。「土台の石が大きいね」と言いながら仮の橋を渡る。
 砂利道を行く。昨夜の雨でぬれていて土ほこりがないし、涼しくてちょうど良い。お天気過ぎると暑いだろう。五十鈴川におりてみる。
 また歩く。「御正殿」(ごしょうでん)にお参りする。左が「新御敷地」(しんみしきち)である。次に新しい社殿が建てられる所だ。
 式年遷宮の話は夫が所属するロータリークラブの会員の宮司さんから聞いた。宮司さんは氏子さんたちを連れてこの前のお手伝いに行かれている。伊勢市観光協会発行の「ええじゃないか お伊勢さん」という冊子によれば「御木曳行事」(おきひきぎょうじ)に当たるのだろうか?「旧神領である地元住民や全国から集まった一日神領民が、法被姿(はっぴすがた)で勇壮な木遣唄(きやりうた)とともに御用材を両宮に曳きいれる遷宮行事前半最大の大衆参加行事」とのっている。「国の『記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財』に選択されている」そうだ。