立派な骨

 骨上げに行く。係りの人に教えてもらって、喪主から順に骨壷に入れる。足の骨から上へ...足の骨が白くてしっかりしている。さすが!だ。手の指の「ほとけさん」も右手に3体ある。「のどぼとけ」もちゃんと残っている。頭骸骨など、係りの人が割っている。
 弟に「コメントは?」と訊くと「小さい」「なんで?」と訊くと「僕の専門はアフリカ人の骨や」!!なんと!横から弟の妻が(二人とも
歯科医)「しっかりしているよ」と教えてくれた。りっぱ、立派!あっぱれ、ばあちゃん。
 あとで、夫が「係りの人に訊いたら『立派です』言うから『92歳です』言うと『え〜っ!』言うてびっくりしてた」と言う。夫も自慢だったのだろう。
 綺麗な遺体・立派な骨、ばあちゃんの勲章だ。大往生。南無阿弥陀仏