なんきん

 花が咲いた。雄花をとり、雌花に受粉させる。
 先週は校区の中学校の「トライやるウィーク」で、畑にも中学校2年生がやって来た。成人の知的障害者の施設に実習に来て、農耕班について畑に来て草引きだ。男の子が二人だ。なんきんの花が咲いていたので、受粉を教えてあげた。「花のお尻になんきんがついているのが雌花よ。何もついてないのが雄花。雄花をちょんとちぎって、花びらをくるっととって、おしべを雌花の柱頭につけるのよ。花粉がつくと、なんきんが実る」と講義!あはは。もと教師はこれやから、あかん?てか?ええのんよ。
 草引きのおかげで、なんきんは急に大きくなった。あはは、なんきんは草に負けていたのだ。散歩に来た人が「水、やらんとなんきん、枯れるよ」と言うのに、私が「水じゃなくて、肥料が足りないよ」と言ったのだが、肥料は植える前に穴を掘って入れたそうだ。草が肥料を吸ったのだ。「トライやる」の生徒のおかげね。