九谷焼窯跡展示館 

 入ると、ロクロ室、ハガシ室、絵付場、常設展示室があり、畳の間に上がると、いろりがあり、企画展示コーナーがあり、奥は絵付体験コーナーになっている。
 九谷焼は金が使われていて華やかだ。つねあき君がおもしろいところに目をつけて質問するので、説明してくださるのも熱心でとても興味深かった。
 外に出ると大きな屋根がある。再興九谷窯跡といい、国の指定史跡である。
 文政9年(1826年)、大聖寺の豪商吉田屋伝右衛門によって九谷村から移されて以後、同一場所で作りかえや修理を繰り返しながら、昭和15年まで連綿と受け継がれ、多くの名品が生み出された窯の跡だそうだ。横の階段を上がって上から全体を見ると、その大きさがわかった。一度に10000個も焼けたそうだ。
 窯小屋には本窯がある。これは指定文化財だ。昭和15年に作られた、九谷焼としては現存最古の窯である。昭和40年ごろまでは実際に使われており、今も年に何度かは使われるそうだ。一度に1000個入る。
 見ていたら欲しくなった。旅館街には何軒か窯元があるそうだが、行くひまがなかった。