長崎鼻

 長崎鼻に向かう。一人が「長崎県ではないのに、何故、長崎と言うの?」と聞いてくる。予算の関係でバスガイドさんはお願いしていない。添乗員君と運転手さんが観光案内をしてくれる。現地では先ほどの仙厳園のようにガイドさんがいる。
 長崎鼻については運転手さんが「岬の崎ですね。長い岬の先端で鼻と言うのでしょう」という説明だ。
 駐車場に止めると、お土産物店の「焼酎試飲券」をくださった。そのお店に行くと、かかっている歌が、なんと45年も前にここに来てバスガイドさんに習った歌なのだ。懐かしい。今もまだ歌われているところがすごい。あのころは道路が舗装もなく、でこぼこで土煙が上がり「全身マッサージ道路です」なんて、ガイドさんが言ったっけ。
 でも焼酎は買わないで、岬の先端に行く。竜宮神社の写真を撮ったり、海を見たり、「密輸・密入国に注意」と書いた看板を見て、「なるほど、この海を渡れば中国・韓国はすぐそこなのだ。小船で流れてきてもわからないな」と思ったり、海の無い私の家の付近ではわからないことだ。
 開聞岳が美しい。