地どり料理「ふれあいの里」

 「宮崎県と言えば地鶏を食べておいで」と息子が言う。田園地帯の真ん中をバスは行く。細い道を「ここ、入れるの?」「いや、大型バスも入れると書いてあった」と言いながら行く。
 山小屋風の面白そうなお店だ。表には柿の木があり、入ると左はカンター席、右にはガラス戸のある大座敷だ。テーブルには炭火のこんろ。まな板にお刺身が載せられている。ささみも梅肉味やらいろいろ、たたき、内臓も新鮮なので生でどうぞ。焼き鳥は漬け込んだたれが2種類であった。どれも美味しい。
 添乗員君に「こんな素敵なお店、どこでみつけたの?」と訊くと「インターネットです」と言う。でもあとでガイド「るるぶ宮崎」を見ると、ちゃんとのっていた。この本がちょっと古いので「平成19年で営業20周年を迎えるという人気店」とある。「朝さばいた新鮮な鶏しか食せない、とり刺身盛り合わせは、鮮度と丁寧な仕事が光る、食通をもうならせる逸品」とある。どれもこれもおいしかった。量もたっぷりで余ってしまった。
 座敷の壁には有名人の「しきし」がずらり。テレビの「食いしん坊ばんざい」山下真司さんたちの取材写真とサインもあった。プロ野球の選手たちのサインも名球会のもあった。宮崎県はキャンプ地なんだ。
 外に出てみると、上の段には骨董品から日用品までいろいろ並べて「ご自由にご覧ください」と書いたお店あり、裏庭にはおひげの山羊さんがいたり・・・。面白い。