雁皮

がんぴと読む。名塩和紙の原料だ。
今の時期に花が咲くので見分けがつく。
小学校のころ、授業でたまに山に行った。休憩になると、名塩の子は「がんび引き」と言いながらそこらへんで引いてきた。皮をはぎ、干して束にして紙すきやさんに売る。子どもだって働くのだ。そこらへんは今は読売ゴルフ場になっている。中学生になると友達は日曜日にキャディさんに行った。