東大寺

 関西に住んでいると、小学校の遠足や団体バス旅行で、東大寺には何度か来ている。でも一人で来たのは初めてで、ここはともかく、てくてく歩いて広さを体感しよう。
 外国人観光客、ガイドさん、修学旅行生が主である。修学旅行生は雨の中、傘もささずに歩いている。昔は「核実験の放射能が降るから、雨にぬれるな」と言ったのに、今は、どうして平気なのかしら?ぬれたら宿に着いても困るだろうに・・・。
 広い草地に鹿が寝そべっている。ねっころがるわけではなく、前足をたたんですましている。今年生まれの小さい子供もいる。皆、一様に雨にぬれている。もぐもぐ、口を動かしているのもいる。近寄ってくるわけでもない。
 石畳にいる鹿は観光客に近寄っている。鹿せんべいをもらうのだろう。
 大仏殿に行くと修学旅行の団体に「雨ですから団体で動いてください!」と指示している添乗員がいる。
 とりあえず、大仏様に会わねば・・・。お久しぶりです。
 外に出ると、修学旅行生グループが「正倉院に行こう」と言っている。元気だなぁ。と、私も行こう。また来れるとは限らないもの。なかなか遠かった。
 また戻って、二月堂に行った。舞台があって、登ると奈良の街が望める。奈良の都は高い建物が無く、なかなか良い。
 おりたら、三月堂はすぐだ。でも行かなかった。
 茶店に入って、大きいあげのきつねうどんを食べた。本当に大きかった。「大きいですね」と言うと、お店の人は「はい」と言われた。これが大阪だと?面倒なので大阪のお店ではお店の人と話をしないなぁ。西宮のお店だと、何度か行ったら、ママさんと話をする。もっと愛想はいいと思う。ま、いいか。