ぺろの「散歩ヘルパー」

 私が用事があり散歩に行けないときに備えて、散歩ヘルパーをお願いした。親子でやってきたので、子どもさんにはバイト料を払い、お母さんには時給換算で後払い。という訳でぺろは「お座り」や「お手」を命じられて、素直に座ったものの、おやつが待ちきれなくてガサガサした。歩いてもグングン引っ張るし、犬というのは、まことに人の顔色を見て、年下の者をなめてかかるのだ。群れ社会の生きものだもの。
 畑に連れて行くと、おとなしくつながれていたので、虫食い穴の開いたトマトをもらった。ぺろはトマトは好きだ。すいかを食べないのが、犬としては変わっている。