お葬式

 親戚のお葬式だった。うちのばあちゃんのときと、同じ会社の会員になっていて、同じホールを使うので、同じスタッフ。お世話になった方々と再会した。
「たたかうおばあちゃんが行く!」を買ってくださった人もいる。「読んだ後、『グリーフケアの会』の会員の方にお見せしました。『おんなじだ』と言っておられました」と言われた。ばあちゃんは今でもひとの役にたっているのだ。よかったね。
 しかし、お葬式もいろいろ、お坊さんもいろいろ。ばあちゃんのときはラッキーだったなぁと今頃になって思う。
 介護もそうだ。ばあちゃんは、その日まで歩いて、晩ご飯も食べに来て、食べ終わって倒れたから、救急車で運ぶと「大動脈瘤破裂」だなんて、「ぴんぴんころり」と変わらない。認知症だったけれど、体が丈夫で内臓の病気がなかったから、特別養護老人ホーム入所までは、畑に来て、座って、私の仕事を見ていた。ホームでも、さいごまで、動いていて、綺麗な遺体、立派な骨!
 ほんとにラッキーな人だったと思う。私の介護も、介護保険開始とともに、できるだけ使って、ラッキーな介護だったと思う。
 それには「豊富な知識と豊富な人脈」だよ。一朝一夕ではできないので、皆さんも、今から心がけてください。「一人で悩まず、相談を!」市役所に行って「相談できるところ」とか「介護者の会」を教えてもらってください。