ばあちゃんのいない年末

 片付けのとき、書類を糊で貼りながら、糊つけ紙にしている反古紙を見たら、「たたかうおばあちゃん」の残りだった。ばあちゃんの話題に思わず笑ってしまう。ほんに、ばあちゃんのいた日々は面白かったんだなあ。
 ばあちゃんは年末年始は家にいるようにケアプランを組んでもらっていた。忙しい農繁期はばっちりショートステイをお願いしていたし、冠婚葬祭だけでなく、遊ぶときもばあちゃんはステイだった。
 年始年始も日・祝日も休まず働いてくださる職員の皆さんのおかげだ。感謝、感謝。
 だから、農閑期のお正月ぐらい、ばあちゃんは家にいるようにしていた。のんびりペースで過ごしていた。