つらら

 裏口のドアを開けると、つららが立っていた!
 これはドアの外に出て、後に黒い洗濯籠を置いて写した。お風呂の湯気がこもった狭い脱衣場の天井も、タイルの壁も露が浮いて、ドアにもつく。それを乾いた雑巾で拭くのだが、夜の真に滴り落ちて、ドアにくっついて、下から石筍のようにつららが登っている。
 無理にドアを開けたら、つららが立った。笑えないなぁ。震える寒さ。
 北向きの部屋の窓が凍るのは当たり前。今日は南向きの台所の窓も凍っていた。ドアには、つらら、か!