まむし

 田んぼの畦を刈っていたら、まむしが出てきた。今までに、まむしを見た回数は十指に満たない。そうそう出会う代物ではない。そんな中で一番太かった。
 「もう〜ええ加減にして!」という太さだった。のろかった。
 夫を呼んだ。「おう〜!これは太い。腹に子持ちか?」と言う。
 夫が棒で叩いたので、死んだと思う。