盛大に荒らした!
 今年の猪は暴れすぎだ。
 田んぼに稲があるうちは、土手や「おいて」という、土手下の水路の土をほじくりかえしていた。
 稲刈りが終わると、田んぼの中に入って、塗り畔の柔らかい土を掘っている。
 畑は、私が電線を張っている所には、今まで入らなかった。張ってない部分で、雨上りの土が柔らかい所を掘っていた。
 ところが、今年は!
 15日は狩猟解禁日だ。
 その前日の朝、畑の小作人のおっちゃんが「ししが来て、畑、掘っとるで。えらいこと、しとる」と家に言いに来た。
 行ってみると、電線を切って突破して入っている。薩摩芋を何株かおいていたのに、触っていない。里芋は1株が浮いているが立っているし、もう1株は無事だ。
 草を刈ったあと、私が芋を掘ったあと、大根を引いたあとだけほりまくっている。
 薩摩芋は嫌い? ミミズ探しにしては荒っぽい!
 「耕してくれたん?」などと、のんきなことを聞く友達がいると、ぶっとばすぞ!と言いたくなる。