お葬式

 いとこのご主人がなくなった。大動脈りゅう破裂。「たたかうおばあちゃん」と同じだ。今年、米寿なので、まだまだ若い。
 田舎の田んぼと山を削って、耕地整理をして、正方形になっている所に「ふれあい会館」ができている。立派な建物だ。地区の住民は使用料が安いそうだ。
 お葬式はJAがとりおこなっていた。参列者も多い。
 昔の土葬の隊列の名残りて「役付け」というのがある。旗持ちや輿かきが列をなして、墓場へ行ったのだ。その「役付け」というのを読み上げる。
 御詠歌隊のおばあちゃんたちが式に先立って御詠歌をあげる。
 お坊さんが5人。立派なお葬式だった。
 今は神戸市の火葬場にいる。焼いているのを待っている。山の上で広い敷地だ。私は田舎の子で、こんな景色には慣れているのに、暇なので散歩に出た。隣りの山は広大な墓地だという。山は、残りの山桜、ミツバツツジ、などなど。庭には、いちはつが咲いていて、うちはまだまだ蕾もできていないから、こちらの方が暖かいのだなぁ。
 あずまやには「毛虫に注意」の貼り紙がある。
 ホールに入り、従姉妹と孫たちがいるのをつかまえて話をする。「名刺」を見せて「たたかうおばあちゃんが行く!」を見せたが、息子のお嫁さんたちは「見てない!」・・。そうなのよ。親戚に配ったけれど、従姉妹あたりで止まってしまって、その息子や孫たちには見せてないのよ。「おばちゃん、すごいね。ブログ、書いているのね!」と感心された。うふふ。書いているよ。「お葬式のことも書いたよ」