宝塚

 宝塚大劇場に来た。同級生のひとが宝塚歌劇に勤めていて「歌劇90年史」を書いたと言っていた。東京の友達にあげようと思って探しに来た。見つかった。上等の紙でできていて、大きくて分厚くて、重い!
 宝塚は自分の町よりも親しみがある。小学校時代はテレビもまだなかったが、月に一度は「映画教室」があり、学校から並んで歩いて宝塚大劇場まで行って、映画を観た。ディズニーの漫画映画や、記録映画、日本の映画もあり、年に一度は生演奏があった。マリンバの響きを覚えている。
 歌劇を見たのは何回もない。「ベルサイユのバラ」の初演を偶然見た。その後、とてもヒットしたので、なるほど、と思った。歌劇に縁のない私が見ても、魅力的だった。主題歌もよかった。
 歌劇場には昔から「宝塚ファミリーランド」という動物園と植物園と遊園地がセットになった施設があり、小さい子供も楽しめた。なくなってしまってとても惜しい。小さい子供の遊ぶ場所がない。
 しかし、歌劇場はショップもレストランもカフェもあり、歌劇を見なくても楽しめる。お土産にお菓子を買って「本はどこですか?」と聞いて、奥の方だと教えてもらった。DVDとプロイマイドと本の売り場はにぎわっていた。