あけび

 今日は地域の老人クラブの奉仕活動の墓掃除の予定だったが、集合時刻の7時は雨だった。中止だ。
 雨が止んでから、墓参りだけは行こうと思って外に出ると、ご近所の「詩人」のおじさんが来た。「珍しいね〜」と言うと「散歩だ」と言う。「そのへんまで一緒に行こう。墓参りやし」と言うと「なになに?おばあちゃんのお墓?なら、行く」と言う。
 「詩人」の訳は、昔、うちのたらいでカスミサンショウウオの幼生を飼育していたら「すごいね〜、小宇宙だ」と言ったからだ。
 「詩人」は「アケビ!」と言いながら「あった〜!」とうるさい。