御節料理講習会

 婦人会の御節料理講習会だった。教養部長なので主催者。
 挨拶して先生を紹介して大変、大変。
 先生は料理学校の先生なのだ。最初に「御節料理のいわれや、地産地消のお話をしてくださって、そのあと、実演。
 受講者は先生のテーブルを囲んで座ったり、立ったりして、メモを取りながら見つめる。
 材料を洗って切って、煮て、二人分のお料理を実際に作って、盛り付けて・・・。見ていたら「テレビの先生と同じ!」。あはは、当たり前か。先生なんだもの。
 盛り付けたお皿が回ってきたので、撮影した。綺麗!
 時間のかかる煮物を先にする。野菜を「松・・・里芋の頭を残すとマツタケになる」「竹・・・ごぼうを5cmに切って茹でて、金串でごぼうの周囲の黒いところを刺して、ぐるっと回すと中が抜ける!入れたまま煮て、煮てからまた中を抜いて門松の竹に切る」「梅・・・金時人参を1cmに切って、梅型に切る」
 エビの煮物はエビを開いて、さなかに切込みを入れて尾っぽを挿す。くるっと丸いエビになったら、片栗粉と卵黄をつけて煮る。魚は田作り(ごまめ)とブリと鮭。
 黒豆は松葉に刺して、栗きんとん、干し柿のチーズ鋳込み、などなど、お品書きがたくさんあったので、お手本だけですごい時間がかかってはらはらした。
 「さあ、班に戻ってやってみましょう!」と言われても「時間内にできるかなぁ」と思う。
 ところが、先生にレシピをいただいてから、工程表と材料表と買い出し表を作ったので、それが良い予習になって、先生の手つきを見ているうちに「あ、先に野菜を切って、煮物。煮ている間に松葉刺しなどの手作業」とかが読める様になって「これが先!」と班の人に指示したり、自分でもれんこんの花切りなどをした。部員さんに「珍しい!包丁、持ってる!」と言われたりした。ほんまや、私がお料理は、確かに珍しい。下ごしらえと洗い物が常で、去年は同じく部長で「あれが足りない」と言われて「ごめん」と走り回り、速い班の人に「わ!すごい!さすがですね!」と褒めたり、まったく、何も身につかなかった。慣れかなぁ?
 すごい楽しかった!美味しくできた。
 「地産地消」とは、私の里芋と干し柿とお米で、友達のサツマイモと栗のきんとんであった。黒豆を刺す松葉まで山に取りに行ったのだ。