清荒神さん

 年末なのでお参りに行った。朝の雨のせいか、出店が少なくて参道が寂しかった。また閉店したお店の建物がなくなったあとが、空き地になっていると、奥の畑や住宅地や川が見えたりして、歯のこぼれた櫛のような気がする。
 荒神さんもたとえば、ばあちゃんの代ならば、「荒神さん、いこか?」と友達が誘いに来て、行けば、あちこちのお店をひやかし、ご飯も食べて娯楽になっていたが、私たちの代になると「かまどの神様だ」「百姓の神様だ」と言いながらお参りする。私の子どもの代まで続くのだろうか?何か考えないといけないな、と思ったりして・・・。
 池の松には雪つりの糸がかかり、鯉が群がってきた。