弁慶草

 一昨年に紫陽花の会の人たちに弁慶草の花束をあげた。何人かが「挿し木にしたら根がついた」と言う。
 去年も株を配った。
 そのうちの一人が「こんなに大きくなった」と画像を見せてくれた。
 うちは、もっと大きい。つぼみはまるい固まりで、手のひらサイズになった。丈も私の腰ぐらいの高さで、昔、ばあちゃんと花市場に出荷していたぐらいの大きさになった。
 これなら売れるかも?昔は9月に「花の無い時期で、生け花の先生が重宝される」ということだったが、今は「花の無い時期」なんてない。温室でたいていの物は季節はずれでも栽培できるらしい。温度だけでなく、電気をつけて日の長さを調節したりするからね。
 弁慶草はなぜか、8月に咲いてしまって、夏休みの学校には間に合わない。ご近所で仏様の花になる。