リース

 ヒマラヤ杉の松ぼっくりとバラでリースを作った。
 2年前に婦人会の教養部長をしていたときに「手作り作品講習会」をした。
 市民文化祭の婦人会作品展に受講者みんなで出すためであるが、私はテーマを「暮らしを楽しむ」にした。先生が「1つのリースに次の年には何かを新しく足すことによって、また楽しんでもらいたい」とおっしゃったのだ。
 だから、去年の暮れにヒマラヤ杉の「杉ぼっくり」を拾った時から「これを足したい」と思っていた。
 ヒマラヤ杉の写真を撮り、組合せ写真の額を作った。その時にインターネットで調べると「ヒマラヤ杉という名前ですが、マツ科ヒマラヤスギ属である」と書いてあった。だから、松ぼっくりなのだ。
 松ぼっくりはできた初めは小さくて、1年では所定の大きさにならない。大きくなると、茶色くなって落ちてくる。落ちたら下のほうが取れて、上の方が残って、ばらの花の形になる。
 拾って、友達に見せたら「ほっておくとどんどん取れるので、ボンドで裏側から固める。その時に爪楊枝を刺しておくと、リースなどに加工しやすい」と教えてくれた。
 それから今まで大事に置いていたのだ。
 写真額とリースを飾り、使わなかった松ぼっくりを、フラワーアレンジメント用のオアシスに刺して出品する。「どうぞ差し上げます」と書きたいところだが、無制限に持って行かれても困るので、書けないなぁ。残念。私が会場当番ならあげるのだが・・・。