山椒のその後

 見事な房だ。高い土手の下にあるので、遅霜がおりても溶けてから太陽が出るので、被害はない。若い木だからすくすく伸びても、枝がよく曲がるので、高い枝も曲げて実を採れる。とげは少ないから実を採る時にチクッと刺して「痛い!」と言うことも少ない。
 良いことずくめというわけにはいかないもので、一向に粒が大きくなってこない。