アゲハチョウの卵

 玄関の植木鉢のミカンの木。この小さなものがアゲハチョウの卵かも知れない。
 小学校では青虫の飼育をしているそうだ。
 アゲハチョウはみかんや山椒の若い葉に卵を産む。どちらも柑橘類だ。良い香りがする。
 卵がかえると、白黒の幼虫になる。鳥の糞の擬態だ。
 幼虫は脱皮して緑色の幼虫になる。
 アゲハチョウの幼虫は、おでこをツンツンとすると、角を出す。強烈なにおいがする。柑橘類の葉っぱを食べてそのにおいを蓄えているのだろう。
 幼虫がさなぎになって21日たつと、蝶になる。羽化という。見たいときは、小学生が下校前に、飼育箱に大きな箱をかぶせて帰る。
 次の朝、箱をはずすと「あれ、もう朝だ!」と思ったさなぎが羽化するのが観察できる。 これは生物の先生に習った。