かき餅

 従姉妹が持ってきてくれた。
 砂糖入り、エビ入り、チーズ入り、塩昆布入り。
 寒の頃、お餅をついて、のし餅にして(平らに長方形に伸ばして、固くなりかけに、かんなで薄く削って適当な長さに切って干す。
 昔はどこの家でもついて、座敷にござを敷いて干していた。
 端っこをさいころに切って干したあられも好きだった。
 あられを炒る蓋つき、取っ手つきのかごがあった。
 この辺では七輪を「かんてき」と呼んでいた。炭で焼くのだ。