子どもの日

 昔は「60才になったら親を卒業し、自分のために生きよう」と思っていた。
 今は確かに親は卒業して、子どもにいたわられる立場になっている。
 60才からの8年は夫が病気したり、自分が病気したり、ねえ。
 大学の先輩に「冊子136・胃がんの巻」を送ったら手紙が来た。
 「丁寧に生きよ」と言われた。
 はい!
 学生時代は、素で生きているから、私のことをよくわかっている先輩だ。
 「60歳をすぎると、いろいろなことが起こるけど、その後が良い方に向かうか、そうではないかは、本人次第だ。今よりも丁寧に生きることが大切」とか、さすが先輩!と思うような良い手紙だった。