畑の学校

 午後、この秋初めてのお客さんが来た。
 お母さんと小学一年生と4歳と2歳。
 車で、田んぼに行く。稲刈りが3家族も来ていて、大きなコンバインも見ることができた。
 うちの田んぼに行く。「稲の束が欲しい。友達に見せる」と言う。田んぼが乾いているので、入って、稲刈りの鎌で刈る。子供たちもやってみる。のこぎりのようなギザギザの刃をしている。5株を刈って紐で束ねた。「持って帰ったら竿にかけて干す」と教えた。
 次に畑に行く。
 菊の花を切る。
 さつまいもを掘る。大きい!「めっちゃ、大きい!」と喜んでくれたのでほっとした。手で掘ったあとをスコップで掘ると、縦に伸びていた芋を切ってしまった。「怪我した芋だから今日食べてね」と言って渡した。5株掘ったので量は十分!
 里芋に行く。「里芋、好き!掘るの、初めて」と言っている。土垂れは小さい。食用に売っていた鹿児島県産の芋の方が、子芋の数も多く、孫芋もよくわかった。種芋として売っていた土垂れの方があかんかった。あはは!
 大根を引く。まあまあだと思ったが、短い!人参はまだまだ小さい!
 ネギを引いた。なすも取った。これでおしまい。
 小作人のおじさんがかぼちゃをくれた。子供たちが「重い!」と言うと「ハロウィンにすれば」とおじさんが言う。日本のかぼちゃで品種名は「鉄かぶと」と言う。「ヘルメットだ!」おじさんが「味が薄いかも」と言うとお母さんが「パンプキンパイがいいかも」と言う。
「楽しかった〜!」と喜んだのはお母さんと私だったかも?