有馬観光

 留学生さんたちを迎えに神戸電鉄有馬温泉駅に行った。
 案内人さんとの待ち合わせ場所は佃煮・川上商店。
 留学生さんは、研究テーマはマーケティングで、一人は「温泉」、一人は「ハーブの化粧品」。
 「山椒も日本のハーブだ」と言いながら、新しい店「山椒彩家」の裏の山椒の木を見に行く。残った実はもう中が黒い種になっていた。
 お昼ご飯は「くつろぎ家」に行った。釜飯だ。
 以前に来た時は大広間に衝立で、となりのグループの声が聞こえて、くつろげなかった。
 いえいえ、私のグループが騒がしすぎる。だから私が幹事なら個室のあるお店を予約する。
 でも今日は二階の個室だったので、床もあり、掛け軸もあり、飾り皿もあり、川上さんは「日本の旅館のおもてなし」を説明するのにちょうどよかった。つくろげた。
 「くつろぎや」さん、「くつろげない」と言ってごめんなさい。個室を予約するべきですね。
 お料理も「見てよし、味よし、が日本の料理だ」と説明していた。「食べないけど、花や葉っぱを飾る。季節を味わう」日本の文化なんだって。
 

「有馬温泉 第13回芸妓さんの浴衣会」

 会場の「有馬の工房」の展示室は観客でいっぱいだった。
 「予約席」には井戸知事のグループが来られた。さすがに知事は若々しい!
 昨年から「兵庫県ふるさと芸術文化発信サポート事業」の助成をもらっているので、知事さんが来られたのだ。
 芸妓さんの唄と踊りだった。
 留学生さんに「日本語だけど、私たちも、さっぱりわからないのよ」と言うと、「はい!とかしかわからない」と言う。私も「さるまわし」しか聞き取れない。「外記猿」と言うのだ。
 

お寺と「太閤の湯殿館」

 太閤さんの湯殿は、阪神大震災のときにみつかって、発掘して復元された。
 それから炭酸煎餅の泉堂さんに行って、坂道を上がり、炭酸泉源に行く。飲んでもおいしくはない。
 くつわさんに行く。有馬に来たら、くつわさんの竹細工を見なくちゃ。今日は親子三代並んで製作中だった。すごいよ! 本店では細かい細工の竹製品を見てもらった。ハンドバッグが4万円台だった。
 ほんとなら、かごや、花入れや、お茶のお道具を買いたい。
 「へてから」に行くと、ハーブ製品がいろいろあって、学生さんが買い込む。こんにゃくの洗顔パフなんか興味しんしんだった。
 「ジャラテリア」は大賑わいだった。美味しいね。
 川上さんに戻って、有馬サイダーまで飲んだから、さすがに今日は食べすぎだ。
 「次は有馬川床、秋は有馬大茶会にしよう」などと言ってお別れする。