鳥難の日

 今日は暖かかったので、先日植えたなでしこと金魚草の鉢を日向に出した。玄関に置いているビニール温室の前に置いた。この温室は3段で1.5mほどの小さい物で、ゼラニウムの冬越しをしている。秋に、大きなゼラニウムの枝を切って小さな鉢に挿してある。小さな枝のくせにちゃんと根をおろし、つぼみをつけて赤や白やピンクの花を咲かせている。春になれば、また花壇に植える。他には、小さな「金のなる木」とパンジーグリーンネックレスすらいかな。
 ところが、温室でバタバタ、音がする。見ると、雀が3羽も入っている。なでしこと金魚草の鉢の籾殻を食べに来たのだ。籾殻の中に米粒が残っていないか、と思った雀がやってくるのだ。「あ〜、こいつら、何をしてくれる!」つかまえて焼鳥にすればよいものを、残念ながら、猫のようにすばやく行動できないので、諦めて見ていると、ビニールの下をくぐって、1羽、2羽、と出て行った。プンプン。
 次は、ずっとあとのこと。階下のガレージで、干してある黒い傘に鳥のフンがついている。上を見ると、長い蛍光灯の傘の上にも、鳥の羽毛らしきものとフンがついている。つばめが帰ってきたのかな?早いなぁ。傘を洗っておかなければ...
 次にそこを通りかかったとき! 去年のつばめの巣に大きな物が乗っている!これは何? なんと、ハトだった。巣より大きいハトが巣のふちに乗っかっている。思わず、持っていたシャベルで「コラー!」何をする?! ハトが平和の象徴と言ってもいいが、百姓にとっては害鳥だ。豆を蒔けばハトがほじくる。いくら「種は3粒蒔く。1つは鳥のため、1つは虫のため、1つが芽を出す」と言われても、ほじくって食べるハトなんか、うちで飼うわけにはいかない。ツバメが来た時にも、困るではないか。
 あとで見たら、蛍光灯の傘に乗っていた。また棒で追っ払った。どこかへ、行って!!