朝から大仕事

 今朝のばあちゃんは5時半起き。トイレに来た。
 部屋に帰ると、どたばた、音がする。何を出してくる気?カバンだろうか?お泊り気分なのだろうな。
 台所に現れたばあちゃんは、もこもこトレーナーに毛のカーディガンを着用している。おでかけするの?「何を着てるの?」と訊くと「寒いから」と言う。寒い?それがわかれば苦労はないさ。 昨日までズボンとポロシャツと割烹着を出していたから、何か、上に羽織らないと不安だったの?でも、昨日のことを覚えているわかえでもなし...昼、畑で汗をかいているばあちゃんに、割烹着をぬがせても、ふりかえると着ているものね。暑いのもわからないようだし...
 部屋に行ってみる。合いものスーツ1着、冬用スーツ1着がハンガーにかけてあり、布団の上にセーターが多数広げてあり、衣類かごには冬の靴下だらけ。これを、一つずつ元の場所を教え、なおしていく。「これは冬物よ。もうすぐ、夏なんだから。でも、確かに夜も朝方も寒い。
 これから毎朝これをやるつもりだろうか?見えないところに隠すにも、限度があるし、ね。